(バグにより画像がアップできないので、画像は後ほど)
ネットを中心に、昨日からちょっとした注目を浴びているSIM CHANGER⊿(デルタ)。
それって何?という人に簡単に説明すると、4枚のSIMをいちいち抜き挿しせずに使い分けられる便利グッズ。元々はdocomoが開発した仕組みですね。
昨日から、makuakeというクラウドファンディングサイトを通じて、募集を行っています。
オフィシャルページにある情報や、メディアに出ている情報だけでは重要な部分が解らなかったので、(申込みをした後ではありましたが)先方に幾つか質問をしてみました。
投資を検討されている方は、ぜひ読まれてから決断されてください。
わかっていること
オフィシャルのページ内で明らかになっている注意点は次のとおりです。- Android OSとiOSはブリッジカードが異なる(共用できない)。
- ブリッジカード2枚のコースは、Android OS用とiOS用、1枚ずつがセットになっており、選択はできない。
- Android OS用(またはiOS用)のブリッジカードが複数枚必要な場合は、別途ブリッジカードコースに申し込む必要がある。(開始当初、当該コースは存在しなかったが、各種ニュース記事には「3,000円/枚程度で販売」と記載されていた)
- アクセスするSIMの変更には専用アプリが必要なので、モバイルルーターでは使用できない。
質問してみた
これだけでは重要な部分がわからなかったので、幾つかmakuakeを通じて質問をしてみました。1 ブリッジカード+1コース(※)は、タイプの選択ができませんが、どちらのタイプになりますか?
※開始当初には無く、質問時には3,000円(税込)であり、現在は他コースと帳尻を合わせた3,240円(税込)となっているコース。
2 ブリッジカードを追加で購入し、複数端末で使用した場合、A端末・B端末の同時使用(通信)は可能ですか?着信もA・Bそれぞれにありますか?
(補足)A端末・B端末が共に同じSIMにアクセスしている場合を想定しています。
3 複数端末で使用した場合、端末AはSIM1、端末BはSIM2という使い方は可能ですか?
以上の質問を投げ掛けたところ、Cerevoカスタマーサポートより、次のような回答が返ってきました。
1. ブリッジカードにつきましては、先ほど追加いたしましたコースではOSの選択が可能となっております。また、すでにお申込みいただいておりOSの選択をされていないお客様につきましては、製品発送前にご希望のOSをお尋ねいたします。
2. SIM CHANGER⊿が一度にアクセスできるブリッジカードは1枚になる為、接続する端末はA端末かB端末かのどちらかになります。
3. SIM CHANGER⊿は4枚のSIMが挿入できまので、アクセスする端末を切り替えることで端末AはSIM1、端末BはSIM2という使い方が可能です。ただし、上記の通り、一度に2端末がSIM CHANGER⊿にアクセスすることはできません。
(原文ママ)
わかったこと
これらの回答から、重要なことがわかりました。- ブリッジカードが複数枚あっても、一つのSIM CHANGERに同時アクセスできるのは1端末だけ。
つまり、A端末・B端末にブリッジカードを入れておいたとしても、常時使用できるのはどちらかだけです。
ですから、、、
- SIM CHANGERに挿した通話SIMを、メイン端末とサブ用ファブレット(Xperia Z Ultra等)で同時待ち受けすることはできません。
- SIM CHANGERに挿した4枚のSIMを2台以上の端末で常時使い回すことはできません。(常に1台以上の端末がアクセス不能になる=Wi-Fi運用するしかない)
まとめ
「お、面白いな」と思って申し込んでしまった僕ですが、これは"使える"シチュエーションが限られるなぁという印象。僕が普段スマフォ等を使用している中で、SIMを挿し替える必要が考えられる場面なんて、例えば「0 SIMが上限を突破しそう」とか、「メイン端末のバッテリーが落ちそうだからファブレットに通話SIMを移そう」そのくらいです。(やったことないけど)
容量の大きなSIMを複数台のタブレットで共有できるのであれば良かったのですが、同時使用できないのであれば、IIJのファミリーシェアのように、SIMを3枚提供してくれるMVNOを利用した方が利便性は高いでしょう。
例えば、タブレット単体で使うときには3GBのSIMで、動画を観たり、テザリングしたりするときだけ使い放題SIMに替える。……そんなことしますか?恐らく、多くの人はしないでしょう。
また、仮にメイン端末にブリッジカードを挿してしまうと、常にSIM CHANGERを持ち歩かなければいけない上、通話SIMに戻し忘れるという致命的ミスも起きかねません。
もしお使いのメイン端末がDual SIM端末で、SIM2にブリッジカードを挿しても機能するのであればアリかもしれませんが、これはなかなかハードルは高いですね。Dual Activeじゃない意味無さそうだし…。
結局、実用的に使えるのは、海外を飛び回り、現地のSIMを上手に使い回している一部の方だけなのではないでしょうか。
投資としてはそれほど高くもなく、かといって安くもない額ですが、届いてみてから「こんなはずでは…」とならないよう、このあたりのことも考慮して、投資の可否を決めてみてはいかがでしょうか。
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