姉さん、事件です!
…懐かしいですね。私自身はほとんど見たことがないですが。
さて、ちょっとタイトルを大げさにしてみました。
海外版Xperia Z UltraであるC6833に、一体どんな問題が発生しているかというと…
『セルスタンバイ問題』です。
セルスタンバイ問題(以下、CS問題)とは…と詳しく説明できるほど理解してはいないので、詳細はこちらにお譲りするとして。
まぁ簡単に言ってしまえば、MVNOのデータ通信プランを使用した際に発生する、電力バカ喰い問題です。
この問題、MVNOのデータ通信プランを使っていれば必ず発生する…というものでもないようで。
機種によっては、そもそも発生しないものが存在するようですし、また通話付きプランやSMS対応プランであれば発生しないとされています。
ところで、このセルスタンバイ問題には、併せて“アンテナピクト問題”が存在します。
まず「アンテナピクトとはなんぞや」というところですが、これはスマフォ等の画面上に表示されているアンテナ(電波強度)マークのこと。“バリ3”などと呼ばれる元になったあれです。
アンテナピクト問題(以下、AP問題)というのは、「ちゃんと通信圏内にいるはずなのに、アンテナピクトが表示されない」問題を指します。
つまり、圏内であるにも関わらず、「圏外だよ!」と認識されてしまうために、バッテリーを余計に消費してしまうのです。
こちらの問題もCS問題と根本的には同じ(のはず)で、やはり通話付きプラン等にすれば発生しないことが確認されています。
C6833 × BIC SIMの表示 |
この画像を見ても分かるように、私のC6833の場合、『AP問題』は発生していません。
しかしながら、『CS問題』は確実に発生しています。分かりやすいのがこの画像。
何のスクリーンショットかお分かりになるでしょうか?
左がC6833×BIC SIM、右がSOL24×au SIM(※)のバッテリー推移です。
※SOL24およびauのSIMは、Xperiaアンバサダー・ミーティングでお借りしたモニター機です。
C6833は、1日と5時間半、つまり29時間半で100%→25%となっています。
しかも、「画面点灯」がほとんど記録されていないことからも分かるとおり、この間の使用時間はほぼゼロです。
対してSOL24は、途中に謎の断絶がありますが、4日と30分、つまり96時間半で100%→32%となっています。
さらに言うと、4回ほど急激な減りを表している部分がありますが、ここはガッツリとネットサーフィンやGoogleマップの使用をした時間帯です。
単純に比較して、それなりにネットサーフィン等を行った上、約3.3倍も長く起動していたにも拘わらず、SOL24のほうが7%も残量が多い結果となりました。
何もしていない時間を比べてみても、C6833のほうが明らかに激しい消費を表しています。
しかも、よくよく見たら、C6833の「モバイルネットワークの電波」が真っ赤っかじゃないですか!!
十分に電波が届いているときは緑色、中程度になると黄色になるはずなので、やっぱりなんか変。自宅や職場ではアンテナピクトが3~4本で落ち着いているから、ずっと赤ということは考えにくいんですよね。
恐らく、実際の状況に関わらず、「電波状況が悪いよ!電波を探すよ!」という状態になっているはずです。実質、AP問題と同じですね。
電池使用量の内訳を見てみると、問題のセルスタンバイだけじゃなく、Android OSもかなりの割合を占めていました。んー、なんだろう。
お借りしているSOL24は、あまりアプリも追加しておらず、ほぼノーマル状態ですし、au LTEも私の活動範囲では常にばっちり“バリ4”という状況ですので、今回明らかになった差がすべてセルスタンバイによるものだとは、当然言えません。
しかし、それにしても待機電力の消費量が普通ではないですし、他のユーザーさんも同様の症状が出ているようですので、セルスタンバイがその一因であることは間違いないと思います。
嗚呼、こんなことならケチらずにSMS対応SIMにしておけばよかった…。
現在検討中の皆さん、月額百数十円で回避できるなら、絶対に回避したほうが良いと思います。精神衛生的にも。
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