いつも世間の話題に乗り遅れているShohです。
ソチ五輪のフィギュアスケート団体戦、メダル獲得はなかなか厳しい感じですね。
さて今回は、先日ソニーからなされた重大発表について触れていきたいと思います。
「PC事業及びテレビ事業の変革について」
PCを事業譲渡し、モバイル領域はスマートフォン・タブレットに集中
テレビは高付加価値戦略を加速するとともに、より効率的で迅速な事業体制へ
2月6日、ソニーから大きな発表がありました。
「ソニー株式会社は、エレクトロニクス事業の再生と成長を加速するため、PC事業とテレビ事業について、抜本的な変革を実施します。」
見出しに続いて、こんな一文から始まったソニーの報道資料。
その内容は、簡単に言えば「PC事業・テレビ事業の分離」でした。
SONYのVAIOは消滅
ソニー本体から分離されるPC部門とテレビ部門ですが、この両者の扱いは同じではありません。
テレビ事業については、「この2年間の施策を通じて、テレビ事業の再生への道筋は見えてきて」いるとして、「2014年7月を目途に事業を分社化し完全子会社として運営する」ことを決定しました。
つまり、テレビ事業は今後もあくまでソニー傘下であり、BRAVIAはこれからもSONYブランドであり続けることを意味します。
一方、PC事業については、「日本産業パートナーズ株式会社(JIP)との間で、ソニーがVAIOブランドを付して運営しているPC事業を、同社に譲渡することに関する意向確認書を締結しました。」とし、さらに「2014年3月末までに事業譲渡に関する正式契約を締結することを目指します。」と記載。
この契約が正式に締結されれば、PC事業はJIPが設立する、ソニーとはほぼ関係の無い新会社(出資比率5%)に譲渡されることになります。
この契約が正式に締結されれば、PC事業はJIPが設立する、ソニーとはほぼ関係の無い新会社(出資比率5%)に譲渡されることになります。
このリリースの中で『VAIO』ブランドが存続されることは明言されていますが、残念ながら『SONYのVAIO』は完全に消滅すると考えていいでしょう。
VAIOを、「VAIOだから」購入していた人がどれだけいるでしょうか。
「SONYじゃないVAIO」に、魅力を感じる人はどれだけいるのでしょうか。
SONYブランドじゃないVAIOブランドに、どれだけの価値があるのでしょうか。
One Sonyとは一体何だったのでしょうか。
「ソニーとしては、モバイル領域ではスマートフォン及びタブレットに集中」するという判断に至ったようですが、スマフォやタブレット、Xperiaを扱っているのはソニモバのはず。完全子会社であるとはいえ、ソニー本体の事業ではありません。
今回の“切り捨て”で生まれたリソースをソニモバに割り当てる可能性ももちろんありますが、基本的には新会社への移籍を含め、人員減が主となりそうな表現となっていますから、今回の件は単なる切り売りであるように思います。
これからのVAIOがどうなるのか、それは今回のリリースからはまったく予想がつきません。
ただ、ひとつだけはっきりと言えることは、「『VAIO』の名を冠しているだけの“普通”のPCなら、私は絶対に買わない」ということです。
新会社には、ぜひとも私たちVAIOユーザー、SONYファンを、良い意味で裏切る事業展開に期待したいですね。
非常に強い失望を覚えた今回の発表。
残念で残念で仕方ないのですが、どう表現していいか分からないのが正直なところ。
それがソニーグループにとってプラスになるかどうかは分かりませんが、一ファンとして「正式契約に至らずに、移管先がソニモバになればいいのに」というのが本音です。
あー、どうにか『SONYのVAIO』で存続してくれないかなぁ…。
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